マンションにも色々な規模がありますが沢山の世帯が一緒に暮らしている大規模マンションというのは、その分設備も充実していて人気が高いのです。
共用の設備、保育園、お店、公園などが併設しているマンションもあります。
その反面、大型マンションならではの良い面もあれば、人間関係のわずらわしさなどもあって色々と大変な事もあります。
私は、大規模マンションに住んで10年を超えました。子供が赤ん坊の時代から小学校まで同じ所で過ごしていて本当に様々な人間関係を体験しました。
・子育てを助け合える同士のような関係
・愚痴を言い合える関係
・ママ友の派閥に揉まれて悩んだ関係
・一方的に無視された関係
・お互い気楽に会いたい時に少しだけ話せる関係
大規模マンションならではの悩みなどもまとめました。
これから家探しをしている方、実際に住んでいる方の参考になれば幸いになればとおもい記事にしました。
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目次
大規模マンションの便利な所!人気があるわけ
大規模マンションとは、一般的に言うと総戸数100戸以上のマンションの事を指します。
多い所だとマンション総戸数が2000を超える所もありそうなると一つの街のような感じの所もあります。
広い敷地に多くの棟が建つこともあるので駅から遠い場合も多くその場合は、マンションの専用バスが出たり、駅からの山の上などの場合は、専用のエレベーターがあるマンションまであります。
専用のコンシェルジュさんがいて宅配便やクリーニングなど生活についての手助けをしてくれたりするところもあってとても便利です。
タワーマンションの場合は、ゴミ捨てに行くにも下まで降りないといけないと思いきや、、意外に楽な場所が多くそれは、まず生ごみは、ディスポーザーという生ごみ粉砕機が各居室に配備されている事が多く出ません。
それ以外のゴミに関しても階ごとにゴミを捨てる場所があり外まで行かずに捨てる事が出来る所が殆どです。
ダストシュートがあるタワーマンションもありました。各階から滑り台のような所にゴミを落とすとゴミ捨て場にゴミが集まるという所もありました。
こんなにも便利な大規模マンションなので人気が高いのですが実際に暮らしてみると人数が多い事もあり人間関係も結構大変な事があります。
大規模マンションの人間関係とは?幼稚園までは?
大規模マンションには、色々な年齢層の家族が住んでいますがファミリータイプのマンションに関しては、やはり家族構成が小さな子供に親という組み合わせが多いです。
地域にもよりますが、、新築マンション時に入居すると妊娠中のご夫婦や0歳児、1歳児を連れたご夫婦も沢山いて結果的に子供が同級生という家庭の割合が多いです。
乳児期の人間関係!マンション内でママ友作り
大規模マンションに置いて人付き合いのピークとトラブルが全盛なのが恐らく
子供が乳幼児期から小学校入学までというのが多いと思われます。
その理由と、実体験を順番にお話しして行きます。
赤ちゃん期は、そこまで度々外出するわけではないのですが大規模マンションには、共用のスペースがあったりするので(キッズルーム的な)そこに赤ちゃんを連れて遊びに行っているうちに同じ時間帯に集まる親子というのが決まって来て自然にママ友が出来る事も多いのです。
我が家も子供が1歳代に大規模マンションに引っ越しして来たのですがマンション内のスペースや近くの区民センターでの赤ちゃんスペースで同じマンションの同級生の赤ちゃんの保護者と毎日のように遭遇しました。
自宅保育をしている場合、そのまま幼稚園に入れる事を考えている場合プレ保育に入れるにしてもそこから数年は、母子で過ごすことがほとんどです。
赤ちゃんは、お昼寝や離乳食など時間が読めないので遠くにお出かけするのも大変なので自然に家の近くにコミュニュティがあればそこに同年代の子供連れのお母さんが集まってくるのです。
実際、家に赤ちゃんと2人きりでいると1日大人と会話する事が無いという事もあったので・・・(引っ越し前の賃貸マンションではそうでした)
同年代の子供を持つお母さんとの会話は、色々相談や愚痴も話せるしとても息抜きになりました。
子供も1,2歳の頃は、まだまだ公園に行っても付きっ切りで遊ぶ必要があり親も疲れます。その点、マンション内のキッズルームだとおもちゃも置いてあり空調の効いた部屋でおしゃべりしながら子供を遊ばせることが出来ます。
本当にかなりの日々をマンション内のキッズルームで過ごしましたしこの頃ママ友とは、夫よりも長い時間を過ごしていた様な気すらしました。
大規模マンションでママ友トラブル?子供が原因?
しかし、そんな平和に見える親子交流の中でもトラブルが起こることもあります。
一つ目のママ友トラブルは、、
子供同士の相性が原因でした。
新築マンションなので同時期に引っ越ししてくるのですが、その中でかなり積極的に交流してくるママがいました。
そのママが後にかなりの要注意人物となる人だったのです。このママには初対面から嫌な予感がしていたので辺り触らずの距離で接していましたがこちらの思惑とは別にどうしても絡む機会が多く(幼稚園も一緒)本当に精神的に疲弊しました。
一言でその人の性格を言う・・
※自分の考えが絶対に正しいと思い込んでいる人
口癖は、【普通○○だよね~、絶対○○した方が良いよ~、】
そして、それだけならまあ良く居るタイプで聞き流せばいいのですが・・・
彼女は、人の子供の悪口を言いまくるタイプでした。しかも、意地悪そうな口調で(◎_◎;)
【あの子って乱暴だよね~、あの子って意地悪だよね~、落ち着きないよね~】更には、それを該当の保護者がそばに居る時にも結構大きめな声で言ったりするのです。
このママには、私は直接の嫌な思いをさせられたのは一度なのですが、それ以外は、このママの他の子供と保護者に対する
『陰口、嫌味』
により悩まされました。
普通の楽しい会話をすることもあるのですが、結構な割合で誰かの陰口、悪口などになるので会ったら挨拶だけはしっかりして何となくフェイドアウトしたりしていましたが、全くお構いなしに常に誘ってくれていました。
とても顔が広い方でしたが、徐々にその噂が広まり・・・そして、実際にやっている事がかなりキツイのでそれぞれ大人なのではっきり嫌いとは言わないモノの苦手に思っている人が増えているみたいでした( ;∀;)
私は、早々にフェードアウトして表面的なお付き合いをしていましたが深く付き合っていたママは、のちにいじめ?みたいな事になった事が発覚しました。
ホント、こどもには仲良くと言っておきながら嫌な人に意地悪というかいじめっぽい事をする事ってホントあり得ないですよね。でもそういう人もいました。
大規模マンションの団体行動?公園から帰れない
大規模マンションには、公園が近くに併設されている事が多いのですが我が家もそれに当てはまり家の前に大きな公園がありました。
家を探すときに子供を遊ばせるのにこんな近くに大きな公園があるのは、子育てしやすいかも!と思って選ぶ時のポイントの一つになりました。
小学生になった現在は、本当に近くに公園があることでかなり子供たちの運動能力が向上しましたし、暇なときに公園へ行けば誰かしら居るという事で子育てにはベストな選択だったなと思えるのですが・・・
小学校に上がるまでは、かなり悩みの種になった時期もありました。(ストレス)
子供が乳児の時は、おむつを替える時間や離乳食の時間などで適当に切り上げて帰ることが出来て好きな時に好きな時間滞在して自分のタイミングで公園から引き上げる事が出来る環境でした。
しかし、特に幼稚園入園前や幼稚園くらいになると親が帰りたいタイミングで帰宅できないという事も増えてきました。
これは、幼稚園の送迎が徒歩の人たちにも良く聞くことですがこの頃になると友達との関係というのが出てきて親が帰るよ!と言ってもお友達が帰らないと(自分だけ)帰りたくない!!!!みたいな事が出てくるのです。
5人くらいで遊んでいて自分だけ帰るのって確かに淋しいですよね。
それとは別に、今日は家でゆっくりしたいな~と思っている日でも子供は、幼稚園で勝手に約束などをしてくることもありました。
約束していなくても幼稚園バスから降りるマンションのバス停で降りてからしばらく皆で追いかけっこしたり(安全な場所です)話ししたりして中々帰らないこともしばしばありました。
私もママ友も下の子も(乳児)居る人が多く抱っこやおんぶしながらそれを待ちながらおしゃべりして待つという事になるのですが・・
これが毎日だときっと私だけでは無くて皆大変だったと思います
・洗濯物畳んだり
・夕飯の準備をしたり
・下の子のお昼寝させたり
色々な事がありますよね。
これに関しては、うちはうち!よそはよそ!というポリシーを貫いて
『帰ると言ったら帰る!』
と言って有無を言わさず帰れば良かったのでしょうがやっぱり普段下の子のお世話に追われて全然遊んであげられていない罪悪感もあって子供がお友達と楽しそうに遊んでいるとズルズルと遊ばせてしまう事が多かったのです。
でももし、これが大規模マンションでは無くて少人数のマンションで公園も人が少なかったら??と考えると・・
きっと、もっとスムーズに帰宅出来た日が多かったのかなと思います。
長男の時は、公園内に同級生のママ一家が常に10組以上は居て誰かしら居て皆帰っちゃって誰も居ないから帰ろう!という状況に中々ならなかったからです。
それでも、キッチリした親御さんは、しっかり時間になったら帰るよ!と言って帰らされていたりして尊敬のまなざしで見ていました。
※だから親の意志次第という事もあると思います。流されやすい私のようなタイプは、ちょっと危険です。
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団体行動は雨の日も続く・・おうち遊びは順番こ?
下手に大規模マンションであることが災いする事がありました。まあ、子供たちにとっては、楽しく遊べて大満足という事なのですが、
『いつも、誰かと一緒』
というのが若干苦手な1人時間を愛する女の私にとっては、結構キツイ時代でした。
公園よりもある意味縛りがキツイ
お宅訪問です。
6月などの梅雨時期は、雨が降り続きます。
幼児は、1人で遊びに行かせることが出来ないので近くの公民館か誰かのお家に集まって(親が付き添って)遊ぶという事が増えます。
これも、未就園の頃は、まだ自分が乗り気じゃない日は家で一日過ごせば良かったのですが幼稚園に入園してしまうと人間関係が出来上がって幼稚園の降園後、
『雨だからうちおいでよ!』
というウエルカム状態のママさんがそのグループに居るとお家の行き来が始まります。
長男の時は、いつでもウエルカムという素晴らしく常にお家が片付いているアクティブなママさんがグループに居てとてもいい人なのですが、私の体力とそのママの体力が違い過ぎてかなりふらふらでした(笑)
そして、呼ばれたからには自宅にも呼ばないとと思ってお返しに呼んだりしているうちにいつの間にか、3組の家族を交代で行き来するみたいな流れになってしまった事がありました(;´∀`)
あれ??なんか、順番こになってない??
でも、我が家のマンション内では、これがかなり当たり前に行われていて
マンション内で幼稚園は、5つくらいに分かれていて一つの幼稚園に付き同級生が15組くらい居たのですが、3から5組ごとに分かれてそれぞれお家の行き来が行われていたみたいです(たまに耳にする)
想像してみてください!毎日ですね、同じメンツの人と14時過ぎから17時くらいまでお茶するんですよ。
話題が尽きませんか??たまたま、饒舌で凄く性格の良いママさんと同じグループだったので大丈夫でしたがそれでもたまに無言が続くこともありました。
しかも、男子同士で奇数だったので色々と思う事もありました。
女の子のママに聞いた話では仲間外れとかが多いみたいですが、男子も性格によっては仲間外れは起こります。
うちの長男は、気が弱くて大人しかったので元気な2人について行けずな時があり目の前で外されているのも良く見ました。
子供同士の事なので仕方ないと思いつつも何だか可哀想に思えてきてしまった事も沢山あってそれもストレスの元だったのかなと思います。
次男の時は全然行き来しなかった!ママ友の性格による?
長男の時に幼稚園生活は、かなり行動が決まっていてストレスを感じていて次男の時も含めて6年も続くのか・・・と思っていましたが意外な事に次男の時は、同じ大規模マンションだったにも関わらずそういう面倒な思いは、ほぼしないで済みました。
その時仲良くしてもらったママは、お家に居るのが好きなのんびりしたママさんで会えば立ち話もしましたがたまにうちに来たいとお子さんが言ってくれて来るときもありましたが、殆ど一緒に遊んだりせずに過ごすことが出来ました。
次男は、長男が公園に出ているのでそれに付いて行って外遊びが多かったのもあると思いますが、その時の幼稚園バス停のママ友さんたちがかなりさっぱりした性格の持ち主が多くてバス停でダラダラおしゃべりする事も無くかといってギスギスした関係でもなくてとても爽やかなバス停でした(笑)
だから、大規模マンションだからママ友付き合いが大変とか幼稚園卒園までが大変とか言う訳ではないとは思いますが、人数が多いので同級生も多いという事と同じマンション内という事で気楽に雨の日も行き来できるというハードルの低さがお付き合いの濃度を濃くする事は、あると思います。
そのため、濃いお付き合いが苦手という人は、小規模のマンションや戸建てが向いているのかな・と思う事もあります。
幼稚園のバス停が一人だけという人もいますよね。
反対に、グループで楽しくわいわい盛り上がってイベントとかも子供達皆で盛り上がりたい!というタイプの人には、大規模マンションはとても向いていると思います。
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ワンオペ育児で病気の時に頼りになったママ友
大規模マンションならではのありがたみというか信頼できるママ友が出来たこともあります。
最近は、核家族も増えてきて我が家も例にもれず実家が遠方の夫婦と子供の家族なので特に子供が小さい頃は、病気になると大変な事になっていました。
ノロウイルス、インフルエンザ、溶連菌、色々な病気になりましたが
子供の病気って何だか知りませんが凄く強力でかなりの確率で移っていました。
まあ、看病するのに咳とか嘔吐とか吐きかけられるので当たり前っちゃ当たり前ですよね。
で、困るのがやっぱり子供が病気から回復して元気になっているのに親が倒れた場合です。
子供の年齢とかは忘れたのですが、いつだったか、子供の風邪が移って酷い高熱が出て動けなくなり上の子もまだそんなにいろいろできない4歳位で下は、まだ母乳を飲んでいた時期でした。
夫も出張か何かで居なくていつもなら、早退とかして出来るだけ助けてくれるのですが凄く忙しそうで出来るだけ我慢して1人で頑張ろうと決めていました。
親も来てと言えば来てくれるかもしれませんが仕事もしているので申し訳ないとおもい何とか乗り切ろうと思ったのですが、数日経っても熱が下がらずかなりきつくてふらふらしていました。
ある日、ママ友から連絡が来ていて何気なく私の体調不良を知ってくれて非常に心配してくれてマンションのドアの前におかずとポカリスエットなどを袋に掛けておいてくれていたのです。
凄く有り難い気持ちでいっぱいでした。そのママも、実家が遠方で病気の時の子育ての大変さを知っていたみたいでした。
その他、つわりで身動きが取れず1ヶ月か2ヶ月位外に出られない時も心配しておかずを作って来てくれたママ友がいました。
私自身は、食べられなくても長男におかずを食べさせることが出来て心底助かりました。
喉元過ぎると・・ってやつでついつい育児の辛さを忘れちゃうのですが、誰かが困って居たら私も助けなきゃ!と感じた出来事でした。
大規模マンションの人間関係は年齢層にもよる
大規模マンションの人間関係についての体験談をまとめましたがいかがでしたでしょうか。
結局のところ、大規模マンションとひとくくりにしてしまっても色々な地域がらや年齢層があるので一概には言えないのですが私の経験から・・
・郊外のファミリータイプの大規模マンションは、新築から5年位は、割と小さい子供の母親たちの井戸端会議が行われる可能性がある。マンション内で成長した子供たちが走り回って危険な場合もある。
⇒公園が近くにある場合そこがたまり場になり派閥が出来る、家の行き来が頻繁になってストレスになる場合もある。
⇒信頼できるママ友が出来る確率も上がる!(絶対数が多いので)
・割と築年数が経っている大規模マンションの場合は、様々な年齢層が分散して住んでいてあまりお互いに干渉しあわない関係が築ける場合が多い。
ただし、高齢者が多くなり物音にうるさい人神経質な人が多く存在する場合は、その住人が隣や階下だった場合トラブルなどに結びつく可能性がある。
大規模マンションの良い所と悪い所があるので自分の性格や家族構成に合わせて上手に選んだら楽しくて便利なマンションライフが送れると思います。
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